
食材店
クィント
Quinto
イタリアと知り合うための食品店。
焼きたてのフォカッチャの香り。
量り売りのチーズ。
ワインボトルの向こうに広がる土地の風景。
Quintoには、イタリアの食文化をかたちづくる食材たちが集まります。
棚を眺めながら知らない食材に出会ったり、
惣菜をひとつ選んで夕食に添えたり、
休日のための一本を探したり。
買い物をするというよりも、
世界との距離を少し縮めていく感覚に近いかもしれません。
食材と料理。
日常と旅。
知ることと味わうこと。
そのあいだを自由に行き来しながら、
イタリアが少しずつ自分の日常に溶け込んでいく。
Quintoは、そんな出会いのための食品店です。
Pasta Mancini
パスタ Mancini
小麦を育てる農家が、自分たちの小麦のためにつくったパスタ工房。畑から始まり、料理人の手で一皿になるまでを、六つの節でたどります。
在庫について
店頭に並ぶ形は、その時々で変わります。 見当たらないものも、お声がけいただければ次の入荷でご用意します。気になる形がありましたら、どうぞお気軽に。
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パスタ工房をつくる前から、小麦を育てていました。
マンチーニの始まりは、パスタではありません。
1938年、マルケ州モンテ・サン・ピエトランジェリ。 マンチーニ家は、この土地で小麦を育て始めました。
以来、三代にわたって続いてきた穀物農家です。
つまりマンチーニにとってパスタは、最初から「商品」だったわけではありません。
そのもっと手前に、 小麦を育てるという仕事があった。
ここが、マンチーニを少し変わったパスタメーカーにしています。
かつて、家族が育てたデュラム小麦は、他社の製粉所やパスタメーカーへ原料として売られていました。
小麦は、そこで別の小麦と組み合わされ、 その先でパスタになっていく。
それは、それで合理的な仕組みです。
けれど、ひとつ疑問が残ります。
自分たちが育てた小麦は、 その先で、一体どんなパスタになっているのだろう。
そして、この小麦が持っているものを、 最後まで自分たちで確かめることはできないのだろうか。
そこから生まれたのが、少し逆説的な発想でした。
2010年。 マッシモ・マンチーニは、代々の農地をもとに、自社で育てたデュラム小麦100%を使う「Mancini Pastificio Agricolo」を設立しました。
「パスタ工房のために小麦をつくる」のではなく、 「小麦のためにパスタ工房をつくる」。
名前の通り、農家のパスタ工房です。
これは、単に「自分たちの畑だから安心」という話ではありません。
小麦を育てる。 収穫する。 保管する。 製粉する。 パスタにする。
その一つひとつを自分たちの手の届くところに置くことで、 小麦の個性を、途中で誰かに預けない。
そのために、農家がパスタ工房までつくったのです。
そして、その決断をしたマッシモは、ただの「三代目農家」ではありません。
ボローニャ大学で農学を学び、農学士となった後、フランス・リヨンでマーケティングを学び、さらに伝統的なパスタ工房で経験を積んでいます。
畑を知っている。 パスタも知っている。
だからこそ、「うちの小麦でパスタをつくってみよう」では終わらなかった。
「そもそも、どんな小麦なら、どんなパスタになるのか」
そこまで遡って考えることになる。
その先にあるのが、品種の研究であり、畑の研究であり、製粉や製造方法への探究です。
つまりマンチーニは、小麦をつくっている農家が、たまたまパスタもつくっている、のではありません。
小麦を知るために、パスタまでつくる農家。
その方が、ずっと正確です。
パスタの話をしているはずなのに、 気がつけば畑の話になっている。
マンチーニのパスタが少し変わっている理由は、たぶん、そのあたりにあります。
パスタは、工房から始まっているとは限らない。
マンチーニでは、畑から始まっています。

スパゲッティ 2.2mm
近日入荷マンチーニの原点を、まずはこの一本から。小麦を育てるところから始まったマンチーニを、いちばん素直に味わえる、基本のスパゲッティ。しっかりとした存在感がありながら、トマトソース、オイルベース、魚介のソースなど、日々のさまざまな料理に合わせやすい一本です。特別なソースを用意しなくても、いつもの料理で食べてみる。「あ、パスタが違う」そんなところから、マンチーニを知っていただきたい一本です。