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レストランの厨房を、ご自宅の食卓へ

QQは、食材店とレストランがひとつの空間にあります。ショーケースに並ぶ自家製惣菜は、奥にあるレストランの厨房から生み出されたもの。 エリンギ、人参、南瓜、きのこ、茄子。どれも身近な野菜ですが、イタリアの知恵とユーモアを交えることで、毎日の食卓の景色をがらりと描き直してくれます。
たとえば、普通の夏野菜の煮込みに見える「シチリア風カポナータ」。ラタトゥイユのような穏やかな味わいとは違い、愛知の巨大な伝統野菜「天狗茄子」を贅沢に素揚げしており、口に入れると大トロのようにとろける濃厚な食感が隠されています。
「きのこ類のトリュフラーティ」は立派な名前ですが、実はトリュフは入っていません。「本物がなくても、きのこを炒めればトリュフ級に美味しいじゃないか」という、イタリア庶民の愛すべき冗談から生まれた一品です。
ほかにも、シチリアのブラッドオレンジと愛知の蒲郡みかんを合わせた「キャロットラペ」や、杏の種から作られたお酒“アマレット”の香りを纏わせた「南瓜の煮物」など。
どれも単なる「おかず」ではなく、ワインの栓を抜きたくなるような大人のための前菜です。
お惣菜を買って帰る。それは決して手抜きではなく、見慣れた日常を「イタリアの路地裏」へと繋げる小さなチケット。 難しい盛り付けは必要ありません。お皿に移し替えて、あとは冷えたワインと、うちの自家製フォカッチャがあれば十分です。
もしお皿の底に美味しいオイルが残ったら、ぜひパンやフォカッチャで綺麗に拭い取って(イタリアではスカルペッタと呼びます)味わい尽くしてくださいね。
たまには、レストランの厨房をご自宅の食卓に、少しだけ出張させてみませんか。